返済気にせず学んで 法政大教授が給与・退職金・遺産で独自奨学金 - 東京新聞(2016年3月7日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201603/CK2016030702000145.html
http://megalodon.jp/2016-0307-0954-06/www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201603/CK2016030702000145.html

経済的に困窮した学生のため、返済の必要のない新しい奨学金制度を、法政大学(東京都千代田区)の教授がスタートさせた。原資は教授の給与と退職金の一部、遺産の生前贈与で、学生一人当たり年間二十五万円を若干名に毎年給付する。卒業後に奨学金を返済できないケースが社会問題化しており、教授は「私自身が奨学金で学び、返済を免除してもらった。奨学金のあり方を見直すきっかけになれば」と話している。 (編集委員・五味洋治)