「育休退園」の執行停止 「所沢市の手続き不備」 - 東京新聞(2015年10月1日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015100102000139.html
http://megalodon.jp/2015-1001-0924-05/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015100102000139.html

下の子が生まれて親が育児休業を取ると、二歳児以下の保育園児を原則退園させる埼玉県所沢市の「育休退園」制度で、八月いっぱいで上の子が退園とされた母親(30)が退園の執行停止を求めた仮処分について、さいたま地裁は認める決定をした。決定では、市の手続きの不備を指摘した上で「保育士や他の児童らと人間関係を結ぶこととなるので、児童の人格形成に重大な影響がある」と保育所での保育の重要性に言及した。同様の制度がある各自治体では見直しの動きが加速しそうだ。 (服部展和、小林由比)