「憲法の重要性広まった」「今を戦前にしない」シンポ - 東京新聞(2015年8月9日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015080902000113.html
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講演に立った加藤氏は「日本はなぜ戦争を止めることができなかったか」というテーマで、戦前と現在の社会・国際状況を比較しながら、日本が戦争に至った道のりを解説した。
座談会は加藤、山崎両氏のほか、九州大学の南野森(しげる)教授(憲法)、ニュースキャスターの村尾信尚氏が参加した。
山崎氏は、安倍晋三首相が安保関連法案の必要性を語るときに持ち出す「国際情勢の変化」について「現在の防衛体制で国の安全は担保されている」と断言。加藤氏は「政府は外交のプロセスが足りてないのに、情勢の悪化を言っている」と語った。
南野氏は「皮肉なことに安倍政権のおかげで立憲主義の理念や憲法の重要性が国民の間に広がった」と指摘。旧陸軍を支持した戦前の国民と比較し、「今の国民は同じではない」と述べた。