部活や授業で「平和の俳句」に挑戦 - 東京新聞(2015年6月26日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015062602000115.html
http://megalodon.jp/2015-0626-1348-12/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015062602000115.html

本紙一面の企画「平和の俳句」をきっかけに、平和について深く考え始めた生徒たちがいる。当たり前のことと受け止めていた日常生活や家族、友人たちが、一句を練り上げるうち、いままでと違って見えてくる。そんな十代のみずみずしい感性で句作に取り組んでいる。 (野村由美子、広瀬和実、出田阿生)
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<手をつなぎ平和を祈る春の空>。二年生の山崎楓さんは、家族や友人と平和や戦争を話題にすることはなく「戦争とか、考えても分からない。何もない普通の生活が平和なのかな」と戸惑いつつ作った。
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<友人と平穏な日々春うらら>と詠んだ三年生の伊東瀬里奈さんの脳裏には、昨年聞いた、原爆投下の日に町をさまよった人の体験談がよみがえった。応募がなければ、うっすらとした思い出だった。史学科に進んで歴史を学び、伝えたいと思うようになった。