「辺野古」耳傾けぬ首相 知事との接触わずか5分 - 東京新聞(2015年6月24日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015062402000117.html
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追悼式後、首相は沖縄の記者から、新基地建設に反対する県民の声をどう受けとめるのか問われると「重要なことは、普天間基地の固定化があってはならないということだ」と強調。西普天間住宅地区(宜野湾市)の返還などに触れ「沖縄全体の基地負担軽減は進んでいる。知事、県民に説明を丁寧にしていきたい」と述べるにとどめた。
昨年の「慰霊の日」、首相は辺野古沖の埋め立てを承認した仲井真弘多(なかいまひろかず)知事(当時)とおよそ一時間にわたってホテルで会食。那覇空港の第二滑走路予定地を視察し、沖縄振興策を進める姿勢をみせた。
今年は、那覇空港まで見送りに来た翁長氏と五分ほど言葉を交わしただけ。翁長氏は「(首相は)今回も駆け足だった」と語った。新基地建設をめぐる政府と沖縄の溝は深いままだ。