<米メディア>安倍首相に辛口 歴史認識に警戒感 - 毎日新聞(2015年4月28日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150428-00000033-mai-int
http://megalodon.jp/2015-0428-1443-28/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150428-00000033-mai-int

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は27日付1面で、「安倍晋三の日本のビジョンにつきまとう歴史」との記事を掲載。安倍首相が今回の訪米で「より力強い対等なパートナー」として日本を売り込んでいるとする一方、「歴史に関する彼の見解がかき立てた疑念」を抑止する必要があると指摘した。

記事はまた、安倍首相が第二次大戦中の日本の行動に関する謝罪について「あいまい」な態度を取っており、アジア地域の緊張を高め、米国の不信を招いていると解説。さらに、旧日本軍の従軍慰安婦問題で、韓国系米国人の抗議活動が予定されていることや米議会に謝罪を求める声があることにも言及し、「悔恨の新表現をどこまで示すかが、訪米の最も重要な問題かもしれない」との見方を示した。

How History Haunts Shinzo Abe’s Vision for Japan - WSJ(April 26, 2015)
http://www.wsj.com/articles/how-history-haunts-shinzo-abes-vision-for-japan-1430076754

一方、27日付のニューヨーク・タイムズ紙は安倍首相が報道機関による政権批判の抑え込みを図り、一定の成功を得ていると東京発の記事で報道。日本の主要報道機関が自己規制を行い、権力の監視が不十分だとの識者の指摘にも触れた。同紙は20日付社説で安倍首相の歴史観を批判したが、27日は日本外務省の反論を掲載する一方、同紙の主張を支持する投書も2本載せた。

Effort by Japan to Stifle News Media Is Working - New York Times(APRIL 26, 2015)
http://nyti.ms/1OtV6qQ