翁長知事が5月訪米で仕掛ける「辺野古」逆転の“ウルトラC”-日刊ゲンダイ(2015年4月21日)

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159167
http://megalodon.jp/2015-0421-2054-14/www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159167

17日に開かれた沖縄県翁長雄志知事と安倍晋三首相の初会談。「平行線」の舞台裏では、官邸の不誠実な対応に沖縄県が激怒していた。呆れた翁長知事は5月下旬にも訪米して米国防総省国務省などに直接、移設反対を訴える考えで、辺野古移設をひっくり返す「ウルトラC」もあるという。
■翁長知事のカメラ前発言を打ち切り
初会談で翁長知事と沖縄県を激怒させたのは、“だまし討ち”ともいえる官邸の対応だ。安倍首相、翁長知事双方とも、カメラ前の発言時間を事前に5分間と決めたのに、官邸は翁長知事が3分余り話した時点で突然、打ち切ったのだ。沖縄県は急きょ、非公開となった発言内容に加え、その後の双方の発言メモを報道陣に公開した。
おそらく官邸は「辺野古移設が唯一の解決策」と強調した安倍首相の姿を大々的に報じさせ、翁長知事の発言を小さく扱わせようと“画策”したのだろう。あまりにセコイ話で、あらためて安倍政権が沖縄県民の声を聞く気がないことがハッキリした。

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辺野古移設阻止を目的に設立された「辺野古基金」は、たった1週間で4600万円余りが集まった。翁長知事訪米の際には、基金を使って、米国内のメディアに意見広告を出す計画もあるという。

関連サイト)
翁長知事・安倍首相会談全文(冒頭発言)-沖縄タイムス(2015年4月18日)
http://d.hatena.ne.jp/kodomo-hou21/20150418#p5