戦時下民の声 にじむ平和への渇望-東京新聞(2015年1月5日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/Postwar70th/sengonotisou/CK2015010502000219.html
http://megalodon.jp/2015-0112-1046-47/www.tokyo-np.co.jp/article/feature/Postwar70th/sengonotisou/CK2015010502000219.html

戦時下の特別高等警察特高)の取り締まりの記録「特高月報」。戦後70年たった今では、庶民の戦後に続く平和への思いをうかがい知ることができる貴重な資料になっている。 (飯田孝幸)
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特高月報や戦時中の日記などから、戦時中の庶民の意識を探った著作「流言・投書の太平洋戦争」のある明治大の川島高峰(たかね)准教授(近代民衆思想史)は「戦前の体制のすごさは、警察が目を光らせるだけでなく、国民が国民を監視するところにあった。警察や憲兵だけではあの体制はつくりえなかった」と指摘する。「一番隠したかったのは戦局。もっとも、取り締まる側も本当のことは知らなかったのだが…」

流言・投書の太平洋戦争 (講談社学術文庫)

流言・投書の太平洋戦争 (講談社学術文庫)