護憲、おたかさんに誓う 都内でお別れの会-東京新聞(2014年11月26日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014112602000121.html
http://megalodon.jp/2014-1126-1453-12/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014112602000121.html

9月20日に死去した元社民党党首の土井たか子衆院議長を追悼する「お別れの会」が25日、東京・永田町の憲政記念館で開かれた。同党名誉党首の村山富市元首相ら約400人が参列し、護憲の姿勢を貫いた土井氏への思いを語った。

村山氏は「土井さんは『憲法を守り、暮らしに生かす』と叫び続け、頑張ってきた。(憲法を)絶対に守り抜くと誓う。おたかさん、ありがとう」とあいさつした。

河野洋平衆院議長は、自民党総裁だった際の衆院小選挙区制導入をめぐり、当時の議長だった土井氏から議長公邸で慎重な検討を求められたことを紹介。「政治の劣化が指摘される一つの原因は、小選挙区制にあるのかもしれない。土井さんの言葉が忘れられない。大きな間違いをした」と振り返った。

「やるっきゃない」などと力強く語る土井氏の映像が流れる中、参列者は穏やかな表情の遺影に花を手向けた。