PC遠隔操作:「謝罪じゃ足りない」誤認逮捕大学生の父-毎日新聞(2013年06月04日)

(1/2)http://mainichi.jp/select/news/20130604k0000e040242000c.html
(1/2魚拓)http://megalodon.jp/2013-0604-1702-54/mainichi.jp/select/news/20130604k0000e040242000c.html

(2/2)http://mainichi.jp/select/news/20130604k0000e040242000c2.html
(2/2魚拓)http://megalodon.jp/2013-0604-1713-49/mainichi.jp/select/news/20130604k0000e040242000c2.html

父親は面会を繰り返した。「3〜4回だったでしょうか。やってもいないのに、(私たち)親が『お前、やったのか』って聞くんです。それは(息子にとって)厳しいことだったでしょう」


無実が証明され、男性の保護観察処分が取り消された後の昨年10月、父親は報道陣に向けた手記で「最も悲しいのは、親が息子の無実を疑ってしまったこと」と書いた。その時のやりとりは今も「息子と私、家族のトラウマ」という。「警察や検察が謝罪に来ました。でもそんなもんじゃ足りない。後をどうしてくれるんだ」


誤認逮捕が発覚すると、男性の実家のある山あいの住宅地には多くの報道陣が集まった。メディアに対しても「ここには人間関係があるんです。そんな中、(自宅に)押しかけられて。責任を持って伝え続けてくれることはしない。報道はあまりに一過性だ」と憤る。


無罪を主張している片山被告について尋ねると「いずれ判決が下ると思いますが、私たちには関係のないことです」と話し、こう続けた。「もう終わったのです。そう思わないと生きていけない」