原子力規制委員会 放射性物質漏れデータの一部、原子力機構が廃棄 原子力規制委会合で報告 - 毎日新聞(2019年2月26日)

https://mainichi.jp/articles/20190226/k00/00m/040/161000c
http://archive.today/2019.02.27-002129/https://mainichi.jp/articles/20190226/k00/00m/040/161000c

日本原子力研究開発機構核燃料サイクル工学研究所(茨城県東海村)施設内で放射性物質が漏れた問題で、機構が直後に作業員の汚染の有無などを調べたデータの一部を廃棄していた。原子力規制委員会で26日、開かれた会合で報告された。
漏えいがあったのは1月30日。機構によると廃棄したデータは、室内で作業中だった作業員9人について作業着の上から調べたもの。報告などのため転記して整理された内容は残されていた。
規制委の担当者は「機構の評価を裏付ける証拠がないことになり、あり得ない」と指摘した。機構の担当者は「必要な改善などを検討していく」としている。規制委は保安規定違反の疑いも含めて今後、詳細を調べるとしている。【岩間理紀】