枝野代表2時間43分“説教”「首相自身がうみに」 - 日刊スポーツ(2018年7月21日)

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201807210000244.html
http://archive.today/2018.07.22-015159/https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201807210000244.html

第196通常国会は20日、22日までの会期を前に事実上閉会した。安倍晋三首相は閉会日恒例の会見で、3選を目指す自民党総裁選(9月7日告示−20日投開票予定)の出馬について、「せみ時雨を聞きながら考えたい」と述べた。今年1月には表明時期を「国会が終わり、セミの声が聞こえてきたら」と述べていたが、この日は「東京でもセミの声は聞こえてきたが、豪雨の災害対応に全力を尽くさなければならず、先を考える余裕はない」と、はぐらかした。ただ憲法改正について「候補者が誰でも自分の考えを示す大きな争点になる」と強調するなど、出馬への意欲を示した。
一方、今国会では森友、加計問題の真相解明が進まず、財務省の公文書改ざんなど不祥事が続発。首相は「さまざまな問題で国民の信頼を損なった。総理という立場が周囲に与える影響を考え、慎重に政権運営に当たりたい」と述べた。
これに先立ち、野党は内閣不信任決議案を提出。衆院本会議では、立憲民主党枝野幸男代表ら野党党首が、一斉に首相を非難。枝野氏は、趣旨弁明に衆院最長記録の2時間43分をかけて首相を“説教”した。今国会を「憲政史上最悪の国会」と振り返り、「首相自身がうみになっている。うみを出すと言いながら、逃げ回っているだけ。総理は時間がたてば国民は忘れると思っているかもしれないが、追及が野党の責務だ」と述べ、今後もモリカケ問題を追及する構えを示した。不信任案は否決された。

関連サイト)
【文字起こし】2時間43分即興演説 立憲・枝野代表「安倍内閣不信任決議案」(2018年7月20日
https://note.mu/jun21101016/n/n2782bfee0c00

事実上の会期末を迎えた2018年7月20日、野党は安倍内閣不信任決議案を提出し、否決された。この趣旨弁明で立憲民主党・枝野代表は不信任理由を7項目に分けて、2時間43分にわたって演説した。これは今年5月25日に同党・西村ちなみ議員が厚生労働大臣不信任決議案の趣旨弁明で記録した2時間6分を上回る最長記録である。
しかも、簡単なメモはあっったようだが、原稿を事前に用意しておらず、ほぼ即興でこの長時間をしゃべり切った。
本記事では、この趣旨弁明を文字起こしする。

安倍「内閣不信任」枝野幸男(立憲)ほか【全267分】:7/20衆院・本会議