両陛下 埼玉の渡来人ゆかりの神社へ - NHKニュース(2017年9月20日)

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天皇皇后両陛下は20日、埼玉県日高市を訪れ、朝鮮半島からの渡来人ゆかりの神社などを訪ねられました。

両陛下は、20日から私的な旅行で埼玉県を訪れていて、はじめに日高市にある高麗(こま)神社を訪ねられました。

高麗神社は、7世紀に朝鮮半島高句麗から渡来してこの地域を治め、発展の礎を築いたとされる高麗王若光(こまのこきし・じゃっこう)がまつられていて、出世や開運の神社として知られています。

両陛下は、若光から60代目の子孫に当たる宮司の案内で参道をゆっくりと進み、本殿の前で玉串をささげて拝礼されたということです。

両陛下は、続いて神社の隣にある国の重要文化財の高麗家住宅を視察されました。この建物は、1600年ごろに建てられ、改修を重ねながら高麗家の住まいとして使われてきたもので、天皇陛下は、かやぶき屋根や土間を見て「いろんなものがよく残っていますね」と話されたということです。

このあと両陛下は、全国有数のヒガンバナの群生地として知られる巾着田曼珠沙華(きんちゃくだ・まんじゅしゃげ)公園に足を運ばれました。公園ではおよそ500万本のヒガンバナが見頃を迎えていて、両陛下は、園内を散策しながら真っ赤なじゅうたんを敷き詰めたような秋の景色を楽しまれていました。

両陛下は、2日間、埼玉県に滞在し、21日は深谷市を訪ねられます。