老いも若きも憲法の秋 敬老の日 川崎で弁護士が講演会:神奈川 - 東京新聞(2017年9月14日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201709/CK2017091402000170.html
https://megalodon.jp/2017-0914-1636-15/www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201709/CK2017091402000170.html

横浜や川崎市内などに住む母親たちのグループが18日、川崎市高津区溝口1の高津市民館で、憲法を分かりやすく解説した著書で知られる弁護士楾大樹(はんどうたいき)さんの講演会を開く。憲法への理解を深めてもらうのが狙い。当日は敬老の日で、グループは、お年寄りから子どもまで多くの方に来てほしいと呼び掛けている。 (山本哲正)
このグループは、主に小田急線、田園都市線ブルーライン横浜市営地下鉄)、JR南武線の沿線住民がメンバー。鉄道の頭文字を並べて「おでぶな会」という。折に触れて集まり政治や環境の問題、子育てなどを話し合ったり、社会的な問題を扱った映画の上映会を開いたりしている。
楾さんの著書は「檻(おり)の中のライオン〜憲法がわかる46のおはなし〜」(かもがわ出版)。権力を憲法で縛る立憲主義について、「権力」=ライオン、「憲法」=檻に例えている。イラストを交えるなど小学校高学年くらいであれば内容を理解できるように工夫されている。
同会は六月、横浜市内で楾さんを招いて憲法の基礎を学ぶ会を開いた。楾さんはライオンのパペットを使うなどして話を進めた。定員二十人弱の会場は満席で、母親から「中学生の子どもにも聴かせたい」といった声も出たため、今回の講演会を企画。定員五十人の会場を用意した。
同会の鈴木法子さんは「分かりやすい講演は、子どもの学習にも、平和を願う母親たちが憲法について考えをまとめるにも、役に立つと思う」と話す。敬老の日の開催で、会のメンバーは、平和関連の集会で出会うお年寄りらに「お孫さんと一緒にどうぞ」と勧めている。
当日は午後二時から。参加費は一般千円、中高大生五百円、小学生以下無料。事前申し込みが必要。申し込みは、おでぶな会のメール=odebunapeace9@yahoo.co.jp=へ。