決めるのは国民 憲法施行70年集会に5万5000人 - 東京新聞(2017年5月4日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201705/CK2017050402000131.html
http://megalodon.jp/2017-0504-1042-03/www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201705/CK2017050402000131.html


日本国憲法の施行から70年となる3日、憲法を守ることを訴える集会が東京都江東区有明防災公園(東京臨海広域防災公園)で開かれた。約5万5000人(主催者発表)の参加者らは「憲法改悪反対」「9条守ろう」と声を上げた。
登壇した弁護士の伊藤真さんは、安全保障関連法成立など安倍政権の政策を挙げ「個人の尊重、尊厳という憲法の考え方が大きく覆されようとしている」と批判。「こういう時代だからこそ、憲法の輝きを増していかなければならない。子や孫が、自由と平和の中で憲法施行100年を祝える未来を築くことが、私たちの責任ではないか」と訴えた。
東京都目黒区の会社員鈴木沙織さん(40)は「憲法を変えるかどうかを決めるのは、私たち国民だ」ときっぱり。改憲に前のめりな安倍晋三首相に「憲法について無関心な人が多い中で、本当に国民全体が憲法を変えたいと思っているのだろうか」と疑問を投げかけた。