高市総務相も白紙領収書=衆院総務委 - 時事通信(2016年10月25日)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102500262&g=pol
http://megalodon.jp/2016-1025-1248-09/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161025-00000040-jij-pol

高市早苗総務相は25日の衆院総務委員会で、同僚議員の政治資金パーティーに出席した際、金額欄が空欄のままの領収書を受け取った後、自身の事務所で記入したことがあると明らかにした。「来賓として呼ばれスピーチをした時、領収書への記載を了解されたこともある」と答弁した。民進党逢坂誠二氏への答弁。
 自身が主催したパーティーでも出席議員に白紙の領収書を渡し、「記載を相手に了解したこともある」と述べた。白紙領収書をめぐっては、菅義偉官房長官稲田朋美防衛相による使用が参院予算委の審議で明らかになっている。高市総務相政治資金規正法を所管しており、同委で「法律上の問題は生じない」と答弁している。

関連サイト)
政治資金パーティー、白紙領収書が常態化=高市総務相「法的問題ない」−参院予算委 - 時事通信(2016年10月6日)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100600646&g=pol
http://archive.is/2016.10.06-130030/http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100600646&g=pol

国会議員の政治資金パーティーの会費支出をめぐり、主催者側が日付や金額などが空欄の白紙領収書を渡し、参加者側が記入することが常態化していることが6日、参院予算委員会の質疑で明らかになった。パーティーを円滑に運営するためで、菅義偉官房長官稲田朋美防衛相が、自身の事務所で記入した領収書を政治資金収支報告書に添付していることを認めた。
政治資金規正法を所管する高市早苗総務相は「領収書作成方法は法律で規定されておらず、法律上の問題は生じない」との見解を示した。ただ、菅氏はこの後の記者会見で、「指摘を受けないよう気を付けていく方法を考えたい」と述べ、誤解を招かない対応を検討する意向を示した。
共産党小池晃書記局長は、2012〜14年の菅、稲田両氏の収支報告書に添付されたパーティー支出の領収書を調べた。小池氏によると、菅氏については約270枚(1875万円分)、稲田氏については約260枚(520万円分)を同一人物が記入したとみられるという。小池氏は「金額が白紙のものを世間では領収書とは言わない」と批判した。
これに対し、菅氏は「発行した主催者側の了解の下、実際の日付、宛先、金額を正確に記載した」と説明し、「政治資金規正法上、問題ない」との認識を示した。稲田氏は「数百人規模が参加するパーティーで、祝儀袋を開封して確認した上で宛先や金額を記載すると、受付が混乱し、運営に支障が生じる」として、白紙領収書への理解を求めた。