東京都立の学校 副校長が120人足りず - NHK(2016年7月28日)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160728/k10010611371000.html
http://megalodon.jp/2016-0728-0816-39/www3.nhk.or.jp/news/html/20160728/k10010611371000.html

東京都の公立学校で、管理職を務める副校長が今年度の募集の結果、120人不足していることがNHKの取材で明らかになりました。都内でこれだけの人数の副校長が不足するのは初めてだということで、東京都教育委員会は「学校運営に直結する問題で危機感を持っている。早急に対策を検討したい」と話しています。
副校長は校長のサポートや教員の指導などを行う学校の管理職で、東京都には平成11年度に導入されました。
この公立学校の副校長について、東京都教育委員会が今年度の募集をしたところ、572人の定員に対して志願する人が452人にとどまり120人不足していることがNHKの取材で分かりました。
副校長の受験者は試験が最初に行われた平成12年度には合格者に対して1570人多く、倍率は5.5倍となっていました。
しかし、その後志願する教員が減り、4年前に初めてマイナスに転じましたが、120人もの不足が生じたのは今回が初めてだということです。
これについて、東京都教育委員会は「責任が重く、業務量が多いなどの理由で希望者が大幅に減っているが、学校運営に直結する問題で大変な危機感を持っている。退職した元管理職を再び雇うことなどで不足しないようにするほか、副校長の負担を軽減するよう対策を取りたい」と話しています。