初任給の内訳 残業代込み? 会社選びの参考に就活本が一役 - 東京新聞(2016年3月8日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201603/CK2016030802000127.html
http://megalodon.jp/2016-0308-0922-11/www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201603/CK2016030802000127.html

来春卒業予定の学生の就職活動が、今月から始まった。誰しも若者を使いつぶす「ブラック企業」は避けたいが、最近は残業代込みの給与を表示して高給と誤解させるような求人広告で人材を集める「求人詐欺」も取り沙汰される。こうした中、就活のバイブルともいわれる「就職四季報 総合版」(東洋経済新報社)は企業選びの参考として、最新の二〇一七年版から初任給の内訳を新たに盛り込んだ。専門家は「学生が会社を見極める手掛かりになる」と評価する。 (中沢誠)
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一七年版からは初任給の内訳も掲載。アンケートをもとに大手を中心に七百四十五社のデータを集めた。例えば−A社【初任給】二十三万円【内訳】基本給十七万円、住宅手当一万円、残業手当五万円。B社【初任給】二十三万円【内訳】基本給二十三万円−といったように、初任給が同じでも基本給で比べると違いが見えてくる。