http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160129/k10010389681000.html
http://megalodon.jp/2016-0129-1001-34/www3.nhk.or.jp/news/html/20160129/k10010389681000.html
28日辞任した甘利経済再生担当大臣の事務所が、千葉県の建設会社からUR=都市再生機構への口利きを頼まれ、現金を受け取ったと報じられた問題で、URは甘利大臣の秘書に対して、建設会社との交渉に関する説明を少なくとも9回行っていたことを明らかにしました。
URは28日夜、甘利大臣の事務所に口利きを依頼したと報じられた、千葉県白井市の建設会社との交渉の経過などについて、これまでの調査結果を公表しました。
この建設会社は、周辺でURが進めている県道工事を巡り、URに苦情を申し立てて、補償金の支払いを求めています。
URは、交渉の担当者が平成25年6月から今月にかけて少なくとも9回、甘利大臣の議員会館や神奈川県大和市の事務所などを訪れて、秘書に対し補償交渉の進捗(しんちょく)などを説明していたことを明らかにしました。
また、建設会社に対し、これまでにおよそ2億3600万円の補償金を支払ったということです。
これについて、URは「建設会社の総務担当者が、甘利大臣の事務所に相談しているとの話をしたことから、補償交渉をスムーズに進めるため、甘利事務所と面談した。補償の具体的な金額については話していない」と説明しています。
URは面談でのやり取りについて、さらに詳しい調査を行うことにしています。
一方、国土交通省は、去年3月と7月に当時の住宅局長に対し、甘利大臣の秘書から、この補償交渉に関する問い合わせがあり、局長がURの担当者の連絡先を伝えていたことを明らかにしました。