首相年頭会見 改憲、参院選で訴える「国民的議論を」- 毎日新聞(2016年1月4日)

http://mainichi.jp/articles/20160104/k00/00e/010/151000c
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安倍晋三首相は4日午前、首相官邸で年頭の記者会見を行い、憲法改正について「参院選でしっかり訴えていく。その中で国民的な議論を深めていきたい」と述べ、参院選で民意を問う考えを明確にした。また衆院を解散して衆参同日選に踏み切る可能性に関しては「全く考えていない」と述べた。【野口武則】
勝敗ライン 自公過半数
安倍政権は、憲法改正で大規模災害を想定した「緊急事態条項」の追加を目指す方針を固めている。与党は参院改憲発議に必要な「3分の2以上」(162議席)を下回っており、参院選ではおおさか維新の会などを含む改憲勢力が3分の2ラインを獲得できるかが焦点になる。
首相は一方、勝敗ラインについて「連立政権を前に進めるため、自公で過半数を確保したい」と公明党との関係強化を図る考えを強調。「3年間の安倍政権の実績に対する評価と『1億総活躍社会』に国民の審判を頂きたい」と語った。