特定秘密3件「説明不十分」 参院審査会 提示要求、調査へ - 東京新聞(2015年11月27日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201511/CK2015112702000145.html
http://megalodon.jp/2015-1127-1036-26/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201511/CK2015112702000145.html

参院情報監視審査会は二十六日、国会内で会合を開き、特定秘密保護法に基づいて二〇一四年に指定された特定秘密のうち三件について、政府の説明が不十分だとして提示を求める議決を行った。
審査会の金子原二郎会長によると、三件は外務省、防衛省警察庁の特定秘密。参院議長を通じて次回の会合で提示するよう求め、秘密指定が妥当だったかどうかを調べる。
審査会規程は、審査会が調査のため必要だと判断した場合は、議長を経て特定秘密の提示を関係省庁に求めることができると定めている。
審査会メンバーは会合に先立ち、内閣衛星情報センター(東京都)を訪れ、特定秘密に指定された画像や管理方法を確認した。審査会は政府から一四年分の運用状況をまとめた報告書の提出を受け、関係省庁から指定状況などの聴取を続けているが、実際に特定秘密を確認したのは初めてという。金子氏は「(詳細は)保護措置の関係から話せない」と説明した。