いじめ実態調査:「重大事態」450件 文科省が訂正、当初発表の3倍 昨年度 - 毎日新聞(2015年11月05日)

http://mainichi.jp/shimen/news/20151105ddm012100059000c.html
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文部科学省は4日、10月に発表した2014年度の全国の小中高、特別支援学校の「いじめ実態調査」に集計ミスがあったとして、生命身体に重大な被害が生じたり長期間不登校になったりする「重大事態」の件数を156件から450件(13年度は179件)に訂正した。重複も含め、450件の内訳は、暴行を受けたり金銭を取られたりしたようなケースが92件、いじめが原因で長期欠席した例が383件だった。
10月に発表した内容は、岩手県矢巾町で7月に起きた中学生のいじめ自殺を受け、全都道府県に再調査させたものだった。だが、重大事態については6月に締め切った当初の集計データを誤って発表してしまったという。
文科省は「数値の確認をする人数を増やすなど再発防止に努めたい」としている。【佐々木洋】