社説:高齢者の再犯 社会的負担も考えよう - 毎日新聞(2015年8月21日)

http://mainichi.jp/opinion/news/20150821k0000m070181000c.html
http://megalodon.jp/2015-0821-0917-31/mainichi.jp/opinion/news/20150821k0000m070181000c.html

ただ、こうした高齢者や障害者の再犯率は高く、刑務所に入れることが矯正になっていない面がある。お握り一つの万引きでも、刑務所に収容すれば1人年間300万円以上の公費がかかる。社会の安全に必ずしもつながらないばかりか、予算も無駄になっているのではないか。
戦後、受刑者数は一貫して減ってきたが、1995年の地下鉄サリン事件をきっかけに刑事政策が変わり、軽微な罪でも捜査当局が積極的に立件するようになった。