幻の映画「ひろしま」 親子3代遺志継ぐ 62年前、被爆描き 大手は配給拒否… - 東京新聞(2015年8月3日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015080302000215.html
http://megalodon.jp/2015-0807-0925-56/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015080302000215.html

原爆投下直後の広島の実態を描き、一九五三年の公開当時は「反米色が強い」などの理由でほとんど上映されなかった映画「ひろしま」に親子三代でかかわる男性がいる。東京都八王子市の映像プロデューサー・小林開(かい)さん(42)だ。祖父は映画の製作に携わり、死後に全国で上映会を開いてきた父も今年二月に急逝。二人の遺志を継ぎ、「七十年前の広島で何が起きたのか、後世に伝えたい」と上映活動を続ける。 (三輪喜人)