首相、異例の長時間TV出演 安保で連日たとえ話 - 東京新聞(2015年7月22日)

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安倍晋三首相は二十、二十一両日、安全保障関連法案を説明するため、民放テレビ番組に出演した。出演時間は二日間で合計二時間半。現役の首相が一人で一つの課題についてこれほど長時間テレビ番組に出るのは異例。世論調査内閣支持率が急落した原因となった安保関連法案について、たとえ話を持ち出すなどして理解を求めた。

首相は二十一日に民放BSの番組を収録。「残念ながら(安保法案に)厳しい批判がある。きっちり説明する責任が私にはある」と強調。安保法案の柱となっている他国を武力で守る集団的自衛権については、自宅と他人の母屋、その離れにたとえて説明。「(離れから)火の粉を含んだ煙が来て、自宅に火が移る明白な危険の時に、離れの消火活動に入る」と述べた。
司会者が「分からない。離れはホルムズ海峡のことか」とただすと、首相は「(米国の)イージス艦だ」と説明するなど、議論がかみ合わない場面も目立った。
首相は二十日には別の民放番組に出演し、同様の説明をした。自民党のインターネット番組にも今月六日から五日間出演した。 (石川智規)

支持率急落 安倍首相、安保関連法案について国民の疑問に答える(15/07/21)