(詳報)「メディアのトップが権力に擦り寄っている」古賀茂明氏が会見-BLOGOS(2015年04月16日)

http://blogos.com/outline/110230/

16日午後、元経済産業省の古賀茂明氏が日本外国特派員協会で会見を行った。古賀氏は2月にも同協会で会見を行っている。

17日には自民党の情報通信戦略調査会がNHKテレビ朝日の幹部を呼び、番組内容などについて事情を聴くと報じられており、古賀氏の発言が注目されていた。

冒頭、古賀氏は、日本のテレビ局の状況について説明、放送免許制度を紹介し「監督組織が政府から独立していない」と指摘、新聞・雑誌についても再販制度、軽減税率にも触れ「政府に対して弱い立場にある。本気で戦えない」と述べた。また、"気になる傾向" として、「メディアの自粛」「メディアのトップが権力に擦り寄る」ことを挙げた。

想田和弘さんのツイッターから引用(2015年4月19日)
http://twipple.jp/user/KazuhiroSoda

必見の映像。森達也『A』を思い出した。→古賀茂明 記者会見後の囲み取材がすごいことにw 古賀vsレポーター2015年4月16日

ここに出てくる日テレの記者の「介入する権力も悪いけど、権力の介入を招いた古賀さんにも責任があるのでは」という物言いは、DVやセクハラやレイプの被害者に対して「あなたにも隙があったのでは」と言い放つセカンドレイプを思わせる

こうした論理が政権の側ではなく、報道に携わる人間から発せられることに問題の根深さがある。あまりに飼い慣らされていて、自分が飼い慣らされていることすら気づけなくなっているのではないか。悲しい光景である

それにしてもなぜ段取りにない言葉をコメンテイターが発したことを、他局の人間が非難したがるのだろうか。謎である。もしかするとあの記者は、古賀さんも政府に飼われている飼い犬の一匹だと勘違いしていて、仲間の飼い犬がご主人様を噛んだことに対して「なにすんだよ」と腹を立てたのかもしれない


11分過ぎ)
古賀茂明さん)普通の一般市民の方とは、違うのですよ。マスコミの方というのは。それなりに責任を負っていると思うのですよ。それは、お医者さんとか弁護士のかたとちょっと似ていると思うのです。