語り継ぐ(7)シベリア抑留 極寒の地「地獄」の経験 高橋秀雄さん(89):埼玉-東京新聞(2015年1月8日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150108/CK2015010802000159.html
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「何のために戦ったのか。何のために生きてきたのか」。旧日本軍の兵士だった高橋秀雄さん(89)=朝霞市=は自問自答を繰り返す。終戦直後に旧ソ連軍の捕虜となり、氷点下三〇度を下回る極寒の地で四年余りの労働を強いられた。「シベリア抑留」と呼ばれる「地獄」の経験が今も重くのしかかる。