秘密保護法 意見2万超 市民団体が廃止要望-東京新聞(2014年9月9日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014090902000119.html
http://megalodon.jp/2014-0909-1536-44/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014090902000119.html

十二月に施行予定の特定秘密保護法に反対する有識者や市民団体でつくる「『秘密保護法』廃止へ! 実行委員会」は八日、政府などに対し、パブリックコメント(意見公募)で寄せられた懸念の声を踏まえて、法律を廃止するように求める要請書を提出した。

政府が八月二十四日まで実施した特定秘密保護法の運用基準の素案に対するパブコメには、二万三千八百二十件の意見が寄せられた。政府はこれまで意見の内容を公表していないが、実行委などは積極的な意見提出を呼び掛けており、「意見の大半が批判的であることは明らかで、施行に対する強い危惧の表れ」と指摘した。

政府は十日、有識者による情報保全諮問会議を開いて、パブコメを踏まえた運用基準の変更点を報告する方針。実行委の会見で、上智大の田島泰彦教授(憲法)は「大事な情報があまりにも広範に秘匿され、あらゆるレベルで憲法に反している」と特定秘密保護法を批判した。