「スノーデン事件」で露呈した日本という国の脆弱性-日経ビジネス(2014年3月27日)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140325/261708/

米国の決断の注目すべき点は、「通信の秘密」「プライバシーの権利」よりも「社会の安全」を優先していることです。

だから、スノーデンのリーク情報が出ても、インテリジェンス自体を批判する記事が大手メディアからほとんど出ないんですね。つまり「NSAアメリカ人を全部監視して、プライバシーを侵害している、けしからん!!」という話にはならないのです。NSAやCIAの活動は、米国をテロ攻撃から守るために必要だという、コンセンサスがある。特に米国の国民同士の通信をモニタリングするなんて、明らかに憲法違反なのですが、メディアも表立っては批判しない。