野党、首相答弁に反発強める=「立憲主義の否定」-時事ドットコム(2014年2月14日)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201402/2014021400861&g=pol

安倍晋三首相が集団的自衛権行使容認に向けた憲法解釈の変更をめぐり「最高責任者は私だ」などと国会で答弁したことに対して14日、野党各党から反発の声が上がった。

民主党枝野幸男憲法総合調査会長
「国辱的な発言だ。権力による恣意(しい)的な憲法解釈の変更は許されないという立憲主義が前提だ」と批判。
民主党代議士会辻元清美
「党を挙げて問題視していくべきだ」と述べ、追及を強めるよう執行部に促した。

結いの党小野次郎幹事長
「行政の最終責任者というのは分かるが、憲法解釈について聞かれてそういう言い方をするのは違う」と指摘。

生活の党鈴木克昌幹事長
立憲主義を否定する発言だ。2014年度予算が成立した後、一気呵成(かせい)に(解釈改憲の)流れが進んでいくと思う」と危機感。

共産、社民両党党幹部
「首相答弁は許されない」


(一方)
集団的自衛権行使を容認する立場
日本維新の会松井一郎幹事長(大阪府知事
「意地悪質問があったから答えただけだ」と首相を擁護。

みんなの党水野賢一参院国対委員長
「コメントは差し控えたい」として論評しなかった。