父親、涙流し「少年院で更生を」=中2いじめ自殺の審判で―大津家裁-時事通信(2014年1月30日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140130-00000139-jij-soci

大津市で2011年10月、いじめを受けた市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、いじめたとされる同級生の少年3人=いずれも(16)=に対する少年審判が30日、大津家裁(丸山徹裁判長)で行われた。男子生徒の父親(48)が少年3人の処遇に関し、「少年たちの将来のためにも、少年院で更生教育を施すべきだ」と涙を流しながら述べた。

審判は非公開で行われた。関係者によると、父親は現在の心情を「遺影の中で笑うだけの息子を見るたびに無念の気持ちでいっぱいになる」と説明。少年らについて「命の重さや人を思いやる心を取り戻してほしい。人の死を深刻に受け止められない態度には絶望に近い感情を抱く。今回の事件をきっかけに更生することを強く望む」などと話した。

これまでの審判では、少年3人とその保護者らが意見を述べたという。