http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/003156.php
核のゴミの捨て場がないまま運転を続けてきた原発が、トイレのないマンションと言われて久しい。そうした中でフィンランドが初めてトイレを作ることができた。しかし、いざトイレを作ってみてわかったことは単なるトイレ、つまり捨て場を作ればいいというような簡単な話ではなかったということだった。
果たしてわれわれは今、そうしたことを念頭に置いた上で原発の是非を考えているだろうか。それだけの責任を担う覚悟が、われわれにあるか。10万年後の地球上に生きる生物に対する責任を問うドキュメンタリーを題材に、マル激本編にゲスト出演した元NHKプロデューサーの永田浩三武蔵大学教授とともに、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。