<PC遠隔操作>誤認逮捕「痛み癒えぬ」…男性の父が文書-毎日新聞(2012年10月31日)

http://mainichi.jp/select/news/20121031k0000m040101000c.html
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浜松支部の決定は、刑事裁判の再審無罪判決に当たる異例の司法判断だ。横浜地検が誤認逮捕と認め今月23日に取り消しを求めていた。捜査当局に加え裁判所も冤罪(えんざい)を見抜けなかったことになる。

ウイルス感染したパソコン(PC)などから遠隔操作で犯罪予告が書き込まれた一連の事件では、4都府県の警察が計4人を誤認逮捕、男性以外の3人は裁判所の判決が下る前に、起訴取り消しや不起訴処分となった。

決定は検察側の請求を基に、真犯人は「犯行声明」の人物である可能性が極めて高いと指摘し「男性が非行内容を犯したと認めるに足りる証拠がない」と述べた。

静岡家裁総務課は、男性への謝罪や誤判の検証に関する取材に対し「個別事件についてはコメントできない」と繰り返した。