野党5党で党首会談“強引な採決認めない”- 日テレNEWS24(2015年7月10日)

http://www.news24.jp/articles/2015/07/10/04303980.html

安全保障関連法案をめぐり、民主・維新・共産・社民・生活の野党5党の党首が10日夕方、会談し、法案を強引に採決する事は認めないとの考えで一致した。
政府・与党は来週15日にも委員会で採決したい考えだが、野党5党は「議論はまだ深まっていない」としている。

司馬遼太郎さんは、二十二歳で終戦を迎えた。学徒出陣した司馬さんが所属する戦車隊は… - 東京新聞(2015年7月10日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015071002000121.html
http://megalodon.jp/2015-0710-1007-17/www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015071002000121.html

司馬遼太郎さんは、二十二歳で終戦を迎えた。学徒出陣した司馬さんが所属する戦車隊は、本土決戦に備えるために、中国東北部から北関東に移されていた。米軍が関東平野に上陸したなら、急ぎ南下して迎え撃つことが任務だった。
だが米軍が上陸すれば、大八車に荷物を積んで逃げる人々が道にあふれるだろう。そこを戦車で行けるのか。そんな疑念に大本営の参謀は答えたという。「轢(ひ)っ殺してゆけ」。
司馬さんは、書いている。<大八車を守るために軍隊があり、戦争もしているというはずのものが、戦争遂行という至上目的もしくは至高思想が前面に出てくると、むしろ日本人を殺すということが論理的に正しくなるのである>(『歴史と視点』新潮文庫

組織や集団の論理というものは、暴走の危険を潜ませるものだ。防衛本能というのは個人にも組織にもあるが、組織のそれが独り歩きを始めたとき、止めるのは難しく、往々にして組織の底辺にいる人が切り捨てられる。
大切なトモダチを守れなくてもいいのか? トモダチが自分のかわりに襲われた時、座視していていいのか? 首相がそんな例え話で安保法制の必要性を訴えている。
個人の論理ならば、助けるのは当然だ。しかし今論じられているのは、国家の論理だ。その暴走をどう防ぐか。トモダチの論理で割り切るには、あまりに危険で、複雑な問題だ。

川内原発 なぜ説明できないの? - 東京新聞(2015年7月10日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015071002000126.html
http://megalodon.jp/2015-0710-0955-36/www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015071002000126.html

避難計画のあいまいさ、予知不能の火山…。多くの不安や疑問を置き去りにしたままで、九州電力川内原発(鹿児島県)は再稼働へ突き進む。安全に自信があるなら、なぜ、説明に応じないのか。
聞く耳を持たぬとは、このことか。時代劇でも見るようだ。
今年三月、鹿児島県内の百近い市民団体で組織した実行委員会が、約十万人の署名を携え、福岡市内の九州電力本店に、対話を求めて訪れた。
住民側が要望したのは、次の三点だった。

  1. 3・11後に国の指針で避難計画の策定を義務付けられた川内原発三十キロ圏内の九自治体で、住民説明会を開催すること
  2. 再稼働について、九自治体の正式な議決を求めること
  3. 住民の要望があれば、三十キロ圏外でも、説明会を開催すること。

不安に答えるに、無理な要求とは思えない。
「頭から再稼働反対を訴えるつもりはない。対話を求めて落としどころを探りたい」という住民側の姿勢にもうなずける。
しかしこれらは広報担当の段階で、ことごとく拒否された。
屋久島や種子島など県内六市町の議会が求める住民説明会の開催にも、九電は応じていない。
電力側がよって立つのは、3・11後の新規制基準に適合したという原子力規制委員会の判断だ。
「あくまでも規制委の基準に沿って、再稼働を進めていく」と、人ごとのように繰り返すだけの政府が、後ろ盾になっている。
ところが当の規制委は「安全を保証するものではない」とこちらも繰り返す。万一の責任は誰が取ってくれるのか。
福祉の現場や専門家などからも、避難計画の不備や周りに多い火山対策の甘さを指摘する声が引きも切らない。ヨウ素剤配布や避難計画が必要になるものは、そもそも動かすべきではない。
遠くない口永良部島の突然の噴火で、住民の不安は増した。
広範囲の住民がより詳細な説明を求めるのは当然で、九電にはその責任があるはずだ。
火山対策について、巨大噴火の兆候がもしあれば、原子炉を停止して核燃料を運び出せるという。
川内原発1号機では核燃料の装填(そうてん)作業が完了した。二十四時間体制で三日がかりの作業になった。
噴火の予測はかなうのか。核燃料を運び出す余裕はあるか…。素朴な疑問に十分な答えが出せない限り、再稼働は許されない。

世田谷区と目黒区 「平和都市宣言」から30年:東京- 東京新聞(2015年7月10日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150710/CK2015071002000157.html
http://megalodon.jp/2015-0710-1136-44/www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150710/CK2015071002000157.html

今夏で終戦70年を迎えるのを機に、核兵器の廃絶と世界平和を目指す「平和都市宣言」から30年がたつ世田谷区と目黒区は8月、平和事業を拡大して実施する。世田谷区は8月15日、世田谷公園に平和資料館(愛称・せたがや未来の平和館)を開館、目黒区は6日、原爆投下後の広島で医療に尽力した医師を描いたアニメの上映会を開く。 (宮畑譲)

映画で平和考えよう 終戦70年で特集上映会:神奈川- 東京新聞(2015年7月10日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150710/CK2015071002000176.html
http://megalodon.jp/2015-0710-1136-19/www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150710/CK2015071002000176.html

この夏に終戦70年となるのに合わせ、川崎市市民ミュージアム中原区)が12日から約2カ月間、映画や映像で第2次世界大戦を振り返る特集上映会を開く。映画監督のトークショーを交え、戦後の独立プロダクションの名作や戦時下の国策映画、アニメなどを紹介。担当者は「映像を通じて幅広い世代に平和について考えてほしい」としている。 (横井武昭)

7月〜9月:『戦争の記録と映画・戦争映画の視点』
http://www.kawasaki-museum.jp/wp-content/uploads/2015/05/oyakodemiru03.pdf
『親子で見る平和のためのアニメーション』
http://www.kawasaki-museum.jp/wp-content/uploads/2015/07/oyakodemiru01.pdf
9月:『クロード・ランズマン特集』
http://www.kawasaki-museum.jp/wp-content/uploads/2015/05/oyakodemiru02.pdf