少年法改正案が1日衆院通過=厳罰化、今国会成立へ-時事ドットコム(2014年4月1日)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201404/2014040100052&g=pol

少年犯罪の刑罰を厳しくする少年法改正案が1日午後の衆院本会議で、与党や民主党などの賛成多数で可決、参院に送付される。無期刑相当の事件を起こした18歳未満の少年に有期刑を科す場合の最長年数を、現行の15年から20年に延ばすのが柱。今国会で成立する見通しだ。

改正案は、刑期に幅を持たせる不定期刑の上限も引き上げ、現在10年の上限を15年にする。

一方、家裁の判断で審判を受ける少年に国費で弁護人を付けることができる国選付添人制度を拡充。殺人や強盗などに限られている対象犯罪に、傷害や窃盗などを加える。

静岡地検、即時抗告 袴田さん再審高裁審理へ-東京新聞(2014年4月1日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014040102000099.html
http://megalodon.jp/2014-0401-1002-09/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014040102000099.html

静岡県清水市(現静岡市清水区)で一九六六年にみそ製造会社の専務一家四人が殺害された袴田事件の第二次再審請求で、静岡地検は三十一日、死刑判決が確定した袴田巌(はかまだいわお)さん(78)の再審開始を認めた静岡地裁(村山浩昭裁判長)の決定を不服として東京高裁に即時抗告した。再審をめぐる審理は東京高裁に移る。

袴田さん釈放について、英国大使館「日本が死刑を廃止する必要性を示している」-弁護士ドットコム(2014年3月28日)

http://www.bengo4.com/topics/1341/

48年前に起きた強盗殺人・放火事件で死刑判決を受け、長期間にわたり死刑囚として拘置所の中で生活してきた袴田巖さん(78)が3月27日、釈放された。静岡地裁が再審開始を決定し、同時に拘置の執行停止という判断を下したためだ。

この袴田さんの異例の釈放を受け、駐日英国大使館は28日、ツイッターに、こう投稿した。

「45年間にわたり死刑囚として収監されていた袴田さんが、証拠がねつ造された疑いがあるため、釈放されました。これは、司法が万能ではないこと、そして日本が #死刑 を廃止する必要性を示しています」

このように袴田さんの釈放に触れつつ、日本の死刑制度について、「廃止する必要性」があるという見解を表明している。

英国では、死刑執行後に真犯人が発覚した「エヴァンス事件」という冤罪事件をきっかけに死刑廃止の機運が高まった。1960年代に反逆罪など一部の犯罪を除いて死刑が廃止され、1998年に完全な死刑廃止に至っている。