18歳未満 模擬投票6000人参加 衆院選の自民支持本選挙より高め - 東京新聞(2017年11月1日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201711/CK2017110102000141.html
https://megalodon.jp/2017-1101-0903-35/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201711/CK2017110102000141.html

主権者教育を推進する教育関係者でつくる「模擬選挙推進ネットワーク」は三十一日、衆院選に合わせて実施した十八歳未満による模擬選挙で、政党に投票する「比例区」の開票結果(三十日付の暫定版)をまとめた。最も支持を集めたのは自民党で、衆院選の得票率(比例代表の全国集計)より約3ポイント高い36・3%だった。
希望の党衆院選より約2ポイント高い19・3%で二位。衆院選では二番手だった立憲民主党は約8ポイント低い11・7%で三位だった。共産、日本維新の会、社民の三党は実際より得票率が高く、公明党は低かった。
ネットワークの呼び掛けに応じて二十二日の衆院選投開票日までに模擬選挙を行い、結果公表に同意した計三十校(小学校一、中学校七、高校十九、大学三)の投票を集計した。投票総数は六千二百十三票で有効投票は六千二十四票。十八歳以上の投票も一部に含まれている。
投票の感想には「政治への関心が深まった」(中学生)などの声があった。
ネットワークの林大介代表は「幼少期から主権者意識を育てることが求められている。政治家も未来の有権者と向き合ってほしい」と話している。 (安藤美由紀)