玄海原発仮処分申し立て 来月判断へ 佐賀地裁 - NHKニュース(2017年5月26日)


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170526/k10010996361000.html
http://archive.is/2017.05.27-004607/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170526/k10010996361000.html

佐賀県にある玄海原子力発電所3号機と4号機の再稼働を認めないよう住民が求めた仮処分の申し立てについて、佐賀地方裁判所は来月13日に判断を示すことになりました。
佐賀県にある玄海原発3号機と4号機の再稼働に反対する佐賀や福岡などの住民は、平成23年、再稼働を認めないよう求める仮処分を申し立て、これまでに「大地震によって重大な事故が起きるおそれがある」などと主張しました。

これに対し、九州電力は「想定される最大の地震の大きさを合理的に算出し、原発の安全性は確保されている」などと反論していました。

佐賀地方裁判所は、双方の意見を聞く手続きをことし1月に終え、来月13日に判断を示すことになりました。

玄海原発3号機と4号機は、ことし1月、原子力規制委員会の新しい規制基準に合格したあと、地元玄海町に続いて、先月には佐賀県の山口知事も再稼働に同意し、残る検査などが終わったうえでことしの秋以降に再稼働する見通しです。

仮処分の決定はすぐに効力が生じることがあり、裁判所がどのような判断を示すのか注目されます。