オバマ広島訪問で得意満面! 安倍首相が被爆者にしてきたこと…コピペ挨拶、非核三原則外し、国連で核兵器使用主張 - litera(2016年5月28日)

http://lite-ra.com/2016/05/post-2286.html

昨日のオバマ大統領の広島訪問は、たしかに戦後初の出来事として歴史的な1ページとなった。とくに、スピーチ中には、日本人だけでなく同じように被爆して亡くなった朝鮮人アメリカ人捕虜の存在にも言及し、「核保有国は恐怖の論理から逃れるべきだ」と強調。当初から予想されていたように広島・長崎への原爆投下に対する謝罪の言葉はなく、核廃絶を訴えたもののアメリカの実態とはかけ離れているなど矛盾もあるのだが、世論はオバマに好意的だ。
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だが、当然ながら安倍首相は、別に「歴史的訪問の立役者」でもなんでもない。核廃絶を訴えてノーベル平和賞を受賞したオバマにとって、広島訪問は任期中に自身の功績を残す格好のステージ。他方、憲法改正の物騒な本質が露呈して支持率が低下することを恐れる安倍首相は、そんなオバマに“あいのり”しただけ。広島のことなど歯牙にも掛けていないだろう。

http://lite-ra.com/2016/05/post-2286_2.html
現に、原爆投下から70年という節目を迎えた昨年の広島でのスピーチでは、ついに安倍首相は「非核三原則の堅持」に言及しなかった。しかも、事前の予定稿では非核三原則にふれていたのに、安倍首相いわく「私の判断」で削除したのだ。広島という場所で、よりにもよってこの文言を外したのは、すべての被爆者をないがしろにする行為と言わざるを得ないだろう。