<今、言わなければ 戦争体験者たちの思い>(上) 元NHKアナウンサー近藤富枝さん - 東京新聞(2015年7月17日)

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軍部のうそ伝え続けて 
今の日本とほとんど同じだと思う。庶民が無関心でいるうちにおかしくなっていった。始まりは満州事変。軍部が「戦争ではない、事変」とうそをつきながら軍事行動を続けても、一般の人の関心は本当になかった。真珠湾攻撃にしても、ある日突然、ラジオのニュースで知った感じ。
言葉でだますのが為政者の体質なの。「八紘一宇(はっこういちう)」とかいろいろなスローガンを作って扇動し、退却を「転進」、全滅を「玉砕」ってごまかして、死というものを鈍感にさせた。戦争はひとりでに始まり、ひとりでに恐ろしいものになってた。

ーー他国の戦争への参加を「積極的平和」と言い換える安倍政権に似ている。

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戦後の日本がした一番良いことはね、憲法九条で「もう戦争はしない」って宣言したことなんですよ。