表現の自由の研究者 奥平康弘さん死去-NHKニュース(2015年1月30日)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150130/k10015101231000.html
http://megalodon.jp/2015-0131-0946-09/www3.nhk.or.jp/news/html/20150130/k10015101231000.html

表現の自由の第一人者だった」
奥平康弘さんが亡くなったことについて、「表現の自由」を研究してきた一橋大学の堀部政男名誉教授は、「奥平さんは、表現の自由の研究において学界で指導的な役割を果たし、第一人者だった。表現の自由を守ることの意義を日本に広く紹介した功績は大きく、亡くなられたことは学界にとっても大きな損失だ。戦前生まれの憲法学者の多くがそうであったように、平和への思いが強く、憲法9条を守る立場で実践的な活動にも取り組んできた」と話しています。

「最後まで命ふりしぼり活動」
奥平さんが呼びかけ人の1人を務めていた「九条の会」の事務局長で、東京大学大学院教授の小森陽一さんは、「呼びかけ人の中で唯一の憲法学者として大きな役割を果たしてきたので大変残念だ。亡くなる前の日の集会にも参加していて、最後まで命をふりしぼり活動に当たっていた。憲法9条を守る立場から、つい最近も、『ことしが正念場だ』と言っていた」と話しています。