事故続発で作業中断:福島第一原発の現状-東京新聞(2015年1月24日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/condition/list/CK2015012402000121.html
http://megalodon.jp/2015-0127-1045-38/www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/condition/list/CK2015012402000121.html

東京電力の福島第一と第二、柏崎刈羽の三原発では十七〜二十三日、作業員が死傷する事故が続発。危険箇所がないか点検するため、福島第一ではほとんどの作業を中断している。どの事故も、命綱を付けたり、クレーンで重い器具を保持したり、ごく基本的な現場の手順さえ守っていれば、起きなかった。

二〇一四年度内にタンクに貯蔵している高濃度汚染水を全て浄化処理する計画をめぐっては、東電は年度内処理を断念した。「五月中」がめどという。

建屋周辺の井戸(サブドレン)で、くみ上げた地下水を除染した後に海に放出する計画では、原子力規制委員会が慎重に水位をコントロールすることを条件に認可した。東電は漁業者の理解なしには放水しないとしている。