「侵略」消える 大阪の戦争博物館-東京新聞(2015年1月26日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015012602000215.html
http://megalodon.jp/2015-0126-2049-16/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015012602000215.html

4月にリニューアルする予定の戦争博物館大阪国際平和センター」(ピースおおさか、大阪市中央区)の展示から「侵略」の表現が消えることがピースおおさか関係者への取材で分かった。展示内容を議論してきた内部の監修委員会が最終案を固めた。

改装後には、日本の植民地支配や加害行為の展示もほぼなくなり、アジア諸国に「多大の危害を与えたことを忘れない」としてきた設置理念が骨抜きになりそうだ。

ピースおおさかは大阪府市が共同出資する財団法人が運営。一部府議らが展示内容を「自虐的」と批判し、二〇一三年四月に加害行為の大幅縮小が決定、改装に向け昨年九月に一時閉館した。

それまでは、展示室「十五年戦争」で満州事変から第二次大戦までの戦場の実態を紹介。「中国 大陸への侵略」から始まる中国コーナーや朝鮮コーナーなどに侵略の表現が複数あり、加害行為と現地で起きた抵抗運動を詳しく説明していた。

ピースおおさかは展示リニューアル工事のため休館します!
http://www.peace-osaka.or.jp/news/pdf/20140702_close.pdf