平和主義を貫く旧軍引きずる人命軽視-東京新聞(2014年8月14日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014081402000174.html
http://megalodon.jp/2014-0818-1005-00/www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014081402000174.html

二百三十万人の日本兵が戦死した太平洋戦争。軍部の無謀な作戦の背景に「人命軽視」「責任回避」がありました。六十周年の自衛隊はどうでしょうか。

人命を軽視した作戦の典型が特別攻撃すなわち特攻でした。太平洋戦争の末期、戦況の不利を打開しようと爆弾を搭載した航空機を米艦艇に体当たりさせたのです。

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◆隠され続けた大けが

現在の自衛隊は、民主主義下の軍事組織です。人の命を命とも思わない軍国主義下の旧日本軍とは違います。しかし、イラク戦争で中東へ派遣され、現地で大けがをした元航空自衛隊員の例はどうでしょうか。