被害者に少年審判傍聴を認める少年法改正案の動向-法と常識の狭間で考えようblog(2008年6月2日)

http://beatniks.cocolog-nifty.com/cruising/2008/06/post_5ff0.html

特に、今回の少年審判を被害者等に傍聴させることを認めるということは、戦後でも最も大きな少年審判制度にとっての「大変革」であり、十分に時間を費やして、国会で論議が交わされるべき問題(イシュー)であるはずである。
ところが、国会の中ではなく、その外で、与党と民主党が密室で協議をして、与党が民主党案を丸呑みするからということで、審議をほとんどしないまま、国会の会期に合わせて数の力で可決していくというやり方は、議会制民主主義という観点から見ても大きな問題を抱えていると言わなければならない。