「官邸の最高レベル」文書 今も文科省職員のPCなどに保管 - NHKニュース(2017年6月3日)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170602/k10011004921000.html
https://megalodon.jp/2017-0602-2125-05/www3.nhk.or.jp/news/html/20170602/k10011004921000.html

加計学園」が計画している獣医学部をめぐり、「官邸の最高レベルが言っていること」などと記された文書は文部科学省内の複数の課の少なくとも10人以上の職員にメールで複数回、送信され、今も個人のパソコンの中などに保管されていることがNHKの取材でわかりました。これについて、文部科学省は「現段階でお答えすることはできない」とコメントしています。
国家戦略特区により、学校法人「加計学園」が愛媛県今治市に新設を計画している獣医学部をめぐり、その選考途中で内閣府文部科学省などのやり取りを記したとされる文書について、文部科学省は「省内の共有フォルダーなどを調べた結果、確認できなかった」と説明しています。

このうち、「官邸の最高レベルが言っていること」と内閣府の幹部が述べたと記された文書は、省内の複数の課の職員にメールで複数回、送信されていたことがわかりました。

メールが送られたのは去年9月27日から28日にかけてで、このうちNHKが入手した資料は専門教育課の担当者名で28日に送られたもので、「本日朝の大臣レクについて概要を作成しましたので共有いたします」などと記され、文書が添付されていました。

このメールを受け取った職員は少なくとも10人以上いて、今も個人のパソコンに保管している職員もいるということです。職員の1人は「専門教育課が大臣の説明資料として作成したもので、私も文書を持っている」と話しています。

これまで文部科学省は文書について職員に聞き取ったほか、共有フォルダーなどを調べた結果、「文書の存在は確認できなかった」と発表し、個人のパソコンについては今後も調べるつもりはないと述べていました。

複数の職員が文書の存在を認めたことについて、文部科学省の義本博司総括審議官は報道陣に対して、「現段階でお答えすることはできない」とコメントしました。

「印象操作」首相が連呼 野党「どこで覚えたのか」 - 朝日新聞(2017年6月3日)

http://www.asahi.com/articles/ASK62628NK62UTIL037.html
https://megalodon.jp/2017-0603-0751-20/www.asahi.com/articles/ASK62628NK62UTIL037.html


安倍晋三首相が、国会で加計(かけ)学園(岡山市)の獣医学部新設計画などをめぐり野党から追及を受け、反論する際に「印象操作」を連呼している。この言葉が国会で使われるようになったのは最近。首相が多用することに違和感を示す人もいる。
5月30日の参院法務委員会。友人の加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園との関係を野党議員に問われ、首相が反論した。「1年間に14万円の報酬を受けたことはございます。しかしこれは印象操作であって、まるで私が友人のために便宜を図ったかのごとく議論をしておりますが恣意(しい)的な議論だと思います」



首相は「印象操作」を今国会でたびたび使う。「忖度(そんたく)した事実がないのに、まるで事実があるかとのことを言うのは典型的な印象操作なんですよ」「我々がまるでうそをついているかのごとく、そういう印象操作をするのはやめていただきたい」
インターネットの国会の会議録で「印象操作」という言葉で検索をかけると、初登場は2015年3月。同年は4回、16年は8回使われた。今国会(2日夕時点の公開分)、首相は16回発言している。



「印象操作」と言われた共産党小池晃書記局長は取材に「事実関係を確認しようと質問しているのに、それに答えず『印象操作だ』と応じるのでは議論にならない。聞く耳を持たないという意志の表れだ。あんな言葉、どこで覚えたんですかね?」と話した。

元TBS記者への逮捕状執行されず、野党が検証求める TBS NEWS(2017年6月2日)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3069385.html
https://megalodon.jp/2017-0603-0207-04/news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3069385.html

(動画)
http://news.cube-soft.jp/image/JN3069385.mp4

元TBS記者への逮捕状執行されず、野党が検証求める
性犯罪を厳罰化する刑法改正案が衆議院で審議入りしました。2日の質疑で野党は、元TBSテレビ記者のジャーナリストに対し、女性への準強姦容疑で逮捕状が出たものの、その逮捕状が執行されなかったことについて、経緯を検証するよう求めました。
「当の捜査機関が逮捕状をもみ消してしまうからです。私はあのときに感じた脱力感を今でも忘れることができません」(詩織さん 先月29日)
逮捕状がもみ消されたとして、先月29日、検察審査会に審査の申し立てを行った28歳の詩織さん。詩織さんはおととし、元TBSテレビ記者でフリージャーナリストの山口敬之氏と都内の飲食店で食事をしたり酒を飲んだりした後、記憶がなくなり、その後、ホテルに連れて行かれ、乱暴をされたと訴えています。
安倍政権の内幕を記した「総理」などの著書がある山口氏。その山口氏について、警視庁が詩織さんへの準強姦容疑で捜査した結果、去年7月、東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分としていました。山口氏はJNNの取材に対し、「私は法に触れることを一切していません。ですから、警察・検察の1年以上にわたる調査の結果、不起訴になりました」としています。
一方、捜査の過程で警察署が山口氏の逮捕状をとったものの、当時の警視庁刑事部長の指示で逮捕直前に逮捕状が執行されなかったことがわかっていて、2日の国会で取り上げられました。民進党は、管轄の警察署を超えて警視庁幹部が判断したことには元警察関係者からも疑問の声が上がっているとして、検証を求めました。
国家公安委員長には、この事件について捜査のいきさつを検証し、説明する責任があります」(民進党 井出庸生衆院議員)
「警視庁において必要な捜査が尽くされ、また検察庁で不起訴処分となっていることなども踏まえ、検証を行うことは考えていません」(松本純国家公安委員長
松本純国家公安委員長は、「警察署が行っている捜査に関して警察本部が適正捜査の観点から指導を行うのは通常のことだ」と述べ、問題はないとの考えを示しました。

加計学園問題、政府の説明「納得できない」8割 - 日本経済新聞(2017年6月1日)

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http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17116690R30C17A5I00000/
http://archive.is/2017.06.01-065733/http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17116690R30C17A5I00000/
(2/3)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17116690R30C17A5I00000/?df=2
http://archive.is/2017.06.03-043515/http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17116690R30C17A5I00000/?df=2

(3/3)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17116690R30C17A5I00000/?df=3
http://archive.is/2017.06.03-043630/http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17116690R30C17A5I00000/?df=3

安倍内閣の支持率は26.7%で、前回調査の52.1%から25.4ポイントも激減しました。12年12月の第2次安倍政権の発足以降、最低の水準に落ち込みました。
急落の背景には、加計学園問題や、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案の衆院での強行採決が影響しているとみられます。
日本経済新聞社テレビ東京が5月25〜28日に実施した定例の世論調査では、内閣支持率は56%で、4月と比べて4ポイント下落しました。クイックVoteの調査は世論調査とは異なり回答者に偏りがあり、全国の有権者の縮図といえるデータ標本とはいえません。とりわけ加計学園問題で政府に不満を持つ多くの方がアンケートに応じてくださったことで、異例の低支持率につながった可能性があります。
「安倍1強」といわれた安倍政権に変調の兆しが見えるのか。加計学園問題の行方とともに、次回の内閣支持率が注目されます。