(牧太郎の青い空白い雲)安倍首相"史上最長"を可能にした「検察の不正義」 - サンデー毎日(2019年12月 1日号)

https://megalodon.jp/2019-1121-0917-41/mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2019/12/01/post-2358.html

 安倍政権は検察人事を握ることで長期政権を手に入れ、結果として「悪が栄える世の中」を作った。その最たるものが「森友学園への国有地不当廉売」事件である。
いまさら、説明することもないだろう。大阪地検特捜部は国有地の大幅値引き売却に対する背任や決裁文書を改ざんした虚偽有印公文書作成など全ての容疑について、財務省幹部ら38人全員を不起訴処分とした。
改ざんを命令された職員は悩み続け、自殺したというのに......命令した財務省理財局長(当時)・佐川宣寿(のぶひさ)氏は嫌疑不十分!
「巨悪」に立ち向かうハズの検察が自ら「巨悪」になってしまったのだ。