少女像等の展示中止で波紋…別の韓国人作家2人が展示とりやめ申し出 知事は市長を批判 - 東海テレビ(2019年8月5日)

 

 

headlines.yahoo.co.jp

芸術祭『あいちトリエンナーレ』で、従軍慰安婦問題などを扱った展示が中止された問題で、この展示とは別に出展している韓国人作家2人が展示の取りやめを申し出たことがわかりました。
あいちトリエンナーレの事務局によりますと、作品の展示取りやめを申し出たのは、韓国人作家のイム・ミヌクさんとパク・チャンキョンさんで、4日代理人を通して「自分の作品の展示をやめるよう」申し出たということです。
この企画展を巡っては、元・従軍慰安婦を象徴した「平和の少女像」など、展示内容について脅迫文が届いたことを受け、展示の中止が決まっていて、韓国人作家の申し出は展示中止への抗議とみられています。
実行委員会事務局は「本人たちと話し対応を検討する」としています。
一方、愛知県の大村知事は、5日の会見で、企画展の中止を求めていた名古屋市の河村市長の姿勢について「表現の自由を定めた憲法21条に違反した検閲ではないか」と批判しました。
大村愛知県知事:
「中止しろと書いてあるわけです、公文書で。公権力を持った方が『この内容はいい、この内容は悪い』というのは、これは憲法21条による検閲ととられても仕方がないんじゃないでしょうか」
大村知事は「公権力だからこそ、表現の自由を保障すべき」としています。