専門家が震えた 法廷での手錠、腰縄に異論判決 「配慮欠く」〝市中引き回し〟- 47NEWS(2019年6月6日)

http://archive.today/2019.06.13-011925/https://this.kiji.is/507446576806233185

刑事裁判を傍聴すると目にする、手錠と腰縄で拘束された〝犯罪者然〟とした被告の姿。かつては当たり前の光景とされてきたものの、弁護士らの間では「(江戸時代の)市中引き回しに等しく、人権上問題がある」との声が高まっている。大阪弁護士会が2015年10月から2年間実施したアンケートでも、多数の被告らが「言いたいことが言えなくなる」「罪人と思われていると感じた」と返答していた。5月下旬に法廷での拘束を問題視した訴訟の判決があった。大阪地裁は「配慮を欠く」と裁判所の責任を明らかにする画期的な判断を示した(共同通信=大阪社会部・武田惇志)