東電元幹部3被告に禁錮5年求刑 強制起訴公判 - 毎日新聞(2018年12月26日)

https://mainichi.jp/articles/20181226/k00/00m/040/109000c
http://archive.today/2018.12.26-100254/https://mainichi.jp/articles/20181226/k00/00m/040/109000c

東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された旧経営陣3人に対する東京地裁(永渕健一裁判長)の論告公判で、検察官役指定弁護士は26日、勝俣恒久元会長(78)、武黒一郎元副社長(72)、武藤栄元副社長(68)の3被告にいずれも禁錮5年を求刑した。
3被告は、第1原発に大津波が襲来して事故が発生する可能性を予見できたのに対策を怠り、2011年3月の東日本大震災で事故を招き、福島県大熊町の双葉病院から長時間の避難を余儀なくされた入院患者ら44人を死亡させるなどしたとして起訴され、昨年6月の初公判でいずれも起訴内容を否認している。【蒔田備憲、柳楽未来】