「安倍首相は判断力が悪い」 小泉元首相、20年改憲姿勢を批判 - 朝日新聞(2018年12月13日)

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13809260.html
http://archive.today/2018.12.13-002005/https://www.asahi.com/articles/DA3S13809260.html

小泉純一郎元首相は12日、朝日新聞のインタビューに応じ、安倍晋三首相が掲げる2020年の新憲法施行について、「野党は賛成しない。やれることをやらないで、やれないことをやろうとしている」と指摘。「(安倍首相は)判断力が悪い」と批判した。
10日に閉会した臨時国会では、安倍首相が意欲を示した改憲論議は進まなかった。小泉氏は「憲法改正なんて自民党だけでできるわけないよ。野党第1党の協力が必要だ」と指摘。来夏の参院選を念頭に、「(憲法は)選挙の争点にすべきじゃない」とも語った。
一方、福島第一原発事故を機に唱えている「原発ゼロ」について、「(安倍首相は)できることをなぜやらないのか」と強調。「野党が『原発ゼロ』で(選挙の)候補者を一本化したら、自民党もおちおちしていられない。野党がバラバラのおかげで助かっている」と述べた。 (石井潤一郎)